競馬は種牡馬を知れば勝てる!?今から学んで2022年G1を予想してみよう!

競馬

馬を買いました

2022オータムセール

北海道にある日高軽種馬農業協同組合が主催するサラブレッド1歳セールの最後のセリ市で、栗毛の牝馬を競り落としました。と言っても私ではなく、懇意にしている歯科医師のK先生です。

夢は桜花賞

牡馬はダービー、牝馬は桜花賞。私が知っている馬主(ウマヌシ)さんたちは、現実は厳しいと知りつつも、デビュー前に描く夢は牡馬ならダービー、牝馬ならオークスではなく桜花賞なんですね。パワーやスタミナではなく、スピードや切れ味が求められる牝馬にとって、2400mの長丁場のオークスではなく1600mの桜花賞の方が牝馬の最高峰にふさわしいのでしょう。

スピード血統

K先生から競り落とす馬の相談を受けました。条件は牝馬で、距離適性は短め。

競馬が趣味の「口臭ゼロのおっちゃんは」は、日本で走っていた種牡馬(シュボバ、セリ市に上場されている馬の父)にはそこそこ詳しいことから、K先生から相談されました。

種牡馬の実績

種牡馬で有名なのは、なんといっても最近亡くなったディープインパクトです。ディープインパクトですと種付け料が4,000万円と世界最高値でした。ということは、その仔馬の価格は4,000万円以上になります。

現役で人気がある種牡馬はエピファネイアやロードカナロアでしょう。いずれも現役時に活躍し、産駒(サンク、種牡馬の子)も現在活躍しています。当然ながら種付け料は高く、どちらも1,000万円以上します。ということはこれらの仔馬はそれ以上の価格になります。

今回K先生の予算をオーバーしますので、これらの産駒は除外、というよりも1歳最後のセリ市にはそもそも上場されていません。

有馬記念と安田記念

有馬記念も安田記念もJRAのGⅠレースですが、知名度も賞金額も断然有馬記念の方が上です。普段馬券を買わない人も、年末恒例行事に定着した有馬記念だけは馬券を買うという話をよく聞くくらい知名度が高いです。また優勝賞金も4億円と国内最高額です。

ちなみに同じGⅠでも安田記念の優勝賞金は1億8,000万円です。GⅠだけあって凄い金額ですが、有馬記念に比べると半分以下です。

JRAのGⅠレースは年間で24レースあり、同じGⅠでも有馬記念は格上、安田記念は格下という感が否めません。

種牡馬を選ぶ、予想して見て下さい

有馬記念か安田記念か

では種牡馬を検討するとき、有馬記念を勝った馬か安田記念を勝った馬か?

[有馬記念]

開催時期 12月下旬

開催場所 中山競馬場

距離   芝2500m

 

[安田記念]

開催時期 6月上旬

開催場所 東京競馬場

距離   芝1600m

出走条件 3歳以上

以上がそれぞれのレースの概要です。

GⅠレースでは、芝1600mが主流

年間24あるGⅠレースには1200mから3200mまで様々な距離があり、その中で最も多いのが1600mで8レースあります。つまり3分の1のGⅠレースは1600mなのです。次に多いのが2000mの5つです。2500mは唯一有馬記念だけです。

1600m戦は別名マイル戦とも呼ばれ、競馬の根幹距離と言われています(正確には1マイル=1609.344m)。

芝1600mのGⅠレースは7つあり、東京で3つ、阪神で3つ、京都で1つ開催されます。この3場の1600mは、スタートすると長いバックストレッチを走って緩やかな3コーナーと4コーナーを回り、長いホームストレッチを走ってゴールを迎えるというとてもオーソドックスなレイアウトになっています。

なので賞金の高低は別にすると、JRAのGⅠレースは芝1600mが主流なのです。

スピードとスタミナ

1600mのレースは1200mのようにスピード一辺倒ではもちません。4コーナーを回ってゴールまでの400mでスタミナも要求されます。これは2000mのレースでも言えます。

近年の競馬はスピード重視

同名のレースが、2000mから1800mに、また1400mが1200mにとJRAのレースは総じて距離が短縮化されている傾向があります。ニワトリが先かタマゴが先かはわかりませんが、今の競走馬にスビートが求められていることは間違いありません。

種牡馬を選ぶならスピード重視

現在の競馬の傾向から種牡馬を選ぶなら、どうしても2000mを超える距離で活躍した馬より2000m以下で活躍した馬の方が確実なように感じます。

安田記念、マイルチャンピオンシップ、そして2000mの天皇賞秋。これらのレースで活躍した馬でネームバリューに劣る馬が、種牡馬としてコストパフォーマンスが高いのではないでしょうか。

K先生の栗毛の牝馬

種牡馬はスピルバーグ。2014年天皇賞秋の優勝馬で、父はディープインパクト。兄に2013年マイルチャンピオンシップを優勝したトーセンラーがいます。

これから育成牧場で競走馬の基礎を学び、来年の秋までにデビュー。まだ名前も付いていません。再来年の春には桜花賞の舞台に立っていることを祈っています。

口臭ゼロのおっちゃんは1口馬主

今まで2頭に出資しましたが、いずれもJRAのレースに勝てず、1頭は移籍、1頭は引退しました。

現在出資しているのは1頭で「ベルプリュネル」という2歳牝馬です。ゲート試験に一発合格しましたので、近々新馬戦デビューの予定です。密かに来年の桜花賞を夢見ています。

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